【思わず旅に出たくなる!】旅好き女子オススメの本3選
あるときは旅の相棒。
またあるときはインスピレーションの源。
旅好きに本は欠かせないといっても過言ではないと思います。
「自分の旅を後押ししてくれる・・・」
「新たな世界を見せてくれる・・・」
そんな一冊に出会ってみたい!そこで今回は、旅を好きになるオススメ本3冊を紹介したいと思います。
「深夜特急」 著:沢木耕太郎
沢木耕太郎氏自身の海外放浪の旅がモデルとなっている長編旅行小説の名作です。全6編からなり、主人公がバックパッカーとしてアジアから陸路でロンドンを目指す様子が描かれています。
人々との出会いと別れ、 何もかもが新鮮な異国の風景、そして、気の赴くままに旅する主人公。そのすべてが旅の魅力を物語っていて、この本に出会いバックパッカーに憧れた人も多いはず。
また、風景描写が鮮やかで筆者がその国で感じた雰囲気がリアルに想像できるので、自分があたかもそこへ行ったかのような感覚にさせられます。文章から伝わってくる街のにぎわいや人々の生活感が私は大好きです。
時代背景も異なっているので、タイや香港など今では人気の観光地となっている都市の、少し違う一面が見えるのも面白いと思います。
とにかく、旅への意欲を掻き立てられる一冊です。
「ラオスにいったい何があるというんですか?」 著:村上春樹
ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (文春文庫 む 5-15)
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/04/10
- メディア: 文庫
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1Q84やノルウェイの森でお馴染みの村上春樹氏による紀行文集。
かつて執筆活動を行っていたボストンや
タイトルにもなっているラオス旅の様子が著者の経験談とともに描かれています。
ラオスへの旅の締めくくりとして著者は
「それらの風景が具体的に何かの役に立つことになるのか、ならないのか、それはまだわからない。 (中略) しかしそもそも、それが旅というものではないか。それが人生というものではないか。」
ー大いなるメコン川の畔で
と述べています。
旅に大それた目的なんてなくたっていい。そう言われると、なんだか旅への足取りも軽くなりませんか?
また、この本は紀行文でありながらもどこか日常的であり、自分で自分の日常を楽しむことの大切さを再確認させてくれると思います。
「日本人の知らない世界の歩き方」 著:曽野綾子
作家でありながら日本財団会長も務めた曽野綾子氏が、世界各国を回る中で見つけた文化の違いや人間の真理を実際のエピソードを交えながら書き綴った一冊。
アジア、アメリカ、ヨーロッパからアフリカやアラブ諸国に至るまで、あらゆる国と地域のエピソードが収録されています。
私が初めてこの本を手にした時、世界中にある価値観と比べたら、日本にある価値観はこれほどまでに狭いのか、と軽くショックを受けたことを覚えています。
旅を通して何を考えどのように自分を変えるのか。深く考えさせれる一冊です。
補足ですが、著者の曽野綾子氏はキリスト教徒であるので、考え方にキリスト教的思想があらわれています。
一方で、厳格な信仰とは一線を画している様子が垣間見えたりするので、宗教観に着目しながら読んでみても面白いかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
今回は「旅」にテーマをしぼって本を紹介してみました!改めて振り返ってみると、3冊とも旅について書いているのに全く系統が異なるのも面白いなあと思います。
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では、良い一日を!aloha~♪